宮城・仙台市で6月、空中に留まって高速移動する黒い飛行物体をカメラが捉えた。専門家はドローンではないと判断。UFOかと思われたが、最終的に飛行物体の正体はハヤブサの仲間の「チョウゲンボウ」であることが判明した。

ドローンのような…謎の物体が現る

宮城・仙台市で6月、カメラが捉えたのは、空に浮かぶナゾの黒い点。空中にとどまっていると思ったら、高速で移動し、そして再びピタリと停止する未確認飛行物体だった。

線路の先の田んぼの上空にいたというナゾの飛行物体(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
線路の先の田んぼの上空にいたというナゾの飛行物体(FNN投稿サイト「ビデオPost」)
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ナゾの飛行物体は、線路の先の田んぼの上空にいたという。

このナゾの飛行物体は、数分間、同じ場所を行ったり来たりした後、どこかへ消え去ったという。空中にとどまって飛ぶ動きから、ドローンのようにも見える。

「ドローンではない見解」と話すアイテックスクール 佐藤嘉一さん
「ドローンではない見解」と話すアイテックスクール 佐藤嘉一さん

アイテックスクール・佐藤嘉一さんは「移動している距離とかスピードとか最後、湾曲して円を描く動きになっている。ドローンではないのかなという見解です」と話している。

少なくともドローンではない。もしかして、宇宙から来たUFOなのだろうか、と思ったところで、取材班が見つけたのは上空の同じ場所に留まって飛ぶトリだった。

正体はチョウゲンボウ

よく見るトリの動きとは違うが、日本野鳥の会・宮城支部 竹丸勝朗副支部長は「ハヤブサの仲間のチョウゲンボウという鳥だと思う」と話している。

飛行物体の正体は「チョウゲンボウ」
飛行物体の正体は「チョウゲンボウ」

飛行物体の正体はハヤブサの仲間である、「チョウゲンボウ」。上空からエサを探す際に、この独特な飛び方を見せるということだ。
(「イット!」 6月21日放送より)

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