<注意喚起の投稿をした母親 ぽめおさんのXの投稿>
3ケ月児、夜間救急外来いった
指が壊死しかけた
ブランケットからでた糸や抜け毛 注意して

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「赤ちゃんの指が壊死しかけた」
5月にこの衝撃の一文とともにXに投稿された注意喚起が、今、反響を呼んでいます。

投稿された写真は、生後3カ月の男の赤ちゃんの右手薬指。

巻き付いた細い糸のようなものが深く食い込み、指がパンパンに腫れ上がっています。

「めざまし8」は、注意喚起の投稿をした母親に話を聞きました。

注意喚起の投稿をした母親 ぽめおさん:
赤ちゃんがハイローチェアに座っている時に、ちょっと指に違和感を感じて。糸がぐるぐる巻きに巻いている状況を見つけました。

救急安心センターに電話し相談すると、発熱などがなければ、翌朝の通院で大丈夫だと言われたといいます。

しかし、母親は心配になり、慌てて病院へ。

注意喚起の投稿をした母親 ぽめおさん:
来るのがあまりにも遅かったら、壊死に近いような状態になっていてもおかしくなかったと。
判断が間違ってたらって思うと、すごくゾッとしました。
私がこのけがについて知らなくて、発見した時に慌ててしまって。少しでも広まれば病院に行くタイミングですとか。医療までつなぐことができるのかなって。

現在、赤ちゃんの指は回復しているといいます。

専門家に聞く「ヘアターニケット症候群」とは?

小児科医の山中龍宏医師に話を聞くと、これは「ヘアターニケット症候群」と呼ばれる症状だといいます。

セーフキッズジャパン理事長 小児科医 山中龍宏医師:
締められたところで血の流れが遮断されて、先が腫れちゃったような状態。
例えば、お母さんの髪の毛が落ちているとか。いろんな繊維がですね、手で触っているうちにだんだん糸状のものになって、指に巻きくつんです。

特に「痛い」といった意思表示ができない生後2、3カ月ぐらいの赤ちゃんに起きやすいといいます。

セーフキッズジャパン理事長 小児科医 山中龍宏医師:
時々見るので、そんなに珍しいことではないと思います。途中、なりかかっていても締め付けにまで至らない例は、かなりあると思います。

実際、他にも「子供がヘアターにケットになりかけた」と投稿している人がいました。

さらに、こんな事例も…。

セーフキッズジャパン理事長 小児科医 山中龍宏医師:
おもちゃに小さな穴が空いているところに、子供が指を突っ込んで抜けなくなっちゃったとか、おもちゃによるターニケットというのもあります。

(防ぐには)髪の毛が主なので、お布団のシーツのところは清潔にするとか、お風呂に入った時によく手のひらも洗ってあげてください。
(「めざまし8」6月13日放送より)