林の中で行われていたのは、警察犬に証拠品を見つけさせる訓練。

羽鳥雄太さん:
持ってこい!よ~し!アレックス!
訓練しているのは、羽鳥雄太(はとりゆうた)さん、18歳。

羽鳥さんは、警察犬を育成する民間訓練所の指導士。それも今月デビューしたばかりの新人だ。

羽鳥雄太さん:
より1人でも多くの困っている方の力になれるような、指導士になっていきたいと思います。
埼玉県では、5年間で3分の2に減るなど、全国的に減少傾向にある民間の指導士。そんな中で、羽鳥家は県内で最も歴史ある訓練所として4代連続、70年にわたり訓練を行っている。

まだまだ新米の雄太さん。現役の“2代目の祖父”と“3代目の父”から、ほぼ毎日指導を受けている。
そんな雄太さんが指導士を目指すと決めたのは、高校生の頃。

羽鳥雄太さん:
お父さんとかおじいちゃんの仕事についていって、かっこいいなと思って、自分も同じようにやってみたいという思いができて、目指しました。
そんな羽鳥さんの想いとは…。

羽鳥雄太さん:
4代目という肩書に負けずに、日々の訓練から頑張っていきたいと思います。

警察犬との信頼関係を築き奮闘する羽鳥さんの活動はあすも続く。
(「イット!」6月11日放送より)