岩手・盛岡市で4日、全身が真っ白な「アルビノ」の個体とみられるニホンリスが発見された。
カラスに襲われていたところを市民が保護し、動物病院で治療を受けた。
白いリスは珍しく、数万匹に1匹ほどの確率とされる。

珍しい…真っ白なリスを保護

岩手・盛岡市で4日、しっぽの先から頭まで真っ白なリスが撮影された。

生後2カ月半から3カ月とみられるオスのニホンリス
生後2カ月半から3カ月とみられるオスのニホンリス
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体長約10cmのオスのニホンリスで、生後2カ月半から3カ月とみられている。

公園でカラスに襲われ、けがをしているところを市民が発見し、その後、動物病院が保護・治療にあたっている。

白いリスは色素が欠けている「アルビノ」の個体とみられる
白いリスは色素が欠けている「アルビノ」の個体とみられる

保護してすぐは息をするのも苦しそうな状態だったというが、4日は大好物の栗をモグモグと食べ、ケージの中を動き回るなど、元気な様子だった。
少しずつ回復しているそうだ。

この白いリスは、色素が欠けている「アルビノ」の個体とみられ、獣医師によると、数万匹に1匹ではないかというほど珍しい存在だという。

外で生きるのは困難…園内で飼育予定

生後まもなく保護されたため、外で生きるのが難しく、今後は園内で飼育する予定だという。

今後は園内で飼育する予定だという
今後は園内で飼育する予定だという

盛岡市動物公園ZOOMO・滝本明佳獣医師は「せっかく当園で飼育する命なので、なるべく多くの人に見てもらって、そこから何か感じ取ってもらえればと思う」と話している。
(「イット!」 6月5日放送より)

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