4月29日朝、長野市の城山動物園近くの神社にニホンカモシカが出没した。体長は1メートルほどで、成獣とみられる。その後、姿を消したが、動物園や県は、もし見かけた場合は「そっと見守ってほしい」としている。
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立ち止まり、じっと見つめる
階段をかけ下りてきた動物。
撮影者の近くに来ると立ち止まり、じっと見つめてくる。
「ニホンカモシカ」だ。
29日朝8時ごろ、城山動物園の飼育員が近くの神社で撮影した映像。体長1メートルほどで、成獣とみられる。

この辺りでは初めて見た
撮影した飼育員は「大きい犬かなと思ったが、よくよく見たら『ニホンカモシカじゃないかな』と。5年勤務していますけど、(この辺りでは)初めて見ました。びっくりしました」と興奮気味に話してくれた。
その後も境内をうろうろするカモシカ。
逃げ出すようなそぶりは感じられない。

見かけたら「そっと見守って」
「ニホンカモシカ」は国の特別天然記念物に指定されていて、原則、捕獲はできない。
飼育員が県に相談し、けがもなさそうだったことから、様子を見ることになった。しばらく近くの林の中でじっとしていたが、その後、姿を消したカモシカ。
動物園によると、とてもおとなしい性格で、もし見かけた場合は、「そっと見守ってほしい」としている。

(長野放送)