4月15日、午後1時40分ごろ。仙台市青葉区芋沢のメガソーラー発電所で火災が発生。
ポンプ車など36台が駆け付け消火活動にあたり、22時間後の16日午前11時半ごろにようやく鎮火しました。

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上空から撮影された映像には、無数に設置されたソーラーパネルから巻き上がる、白い煙が。よく見ると、あちこちでパネルの下から炎が上がっているのも確認できます。

火が出ているのは、ソーラーパネルの下。下草が炎上している様子が分かります。

出火原因について、専門家はこう推察します。

元麻布消防署長 坂口隆夫氏:
あれだけ大規模なメガソーラーシステムの下草から出火するというのが、場合によってはメガソーラーシステムの配線の一部分から、ショート等が起きて着火したと、そういうことも考えられると思うんですね。

通常の火事より火を消すのが難しい

太陽光発電施設の火災は、3月27日に鹿児島県伊佐市でも発生していました。

近隣住民:
爆発したような音でした。地震がきたような、それくらいの音でしたよ。

消火作業中には爆発も発生し、消防隊員ら4人がやけどを負いました。
火災があったのは、発電した電気をためる蓄電設備。消防によると鎮火したのは、20時間以上が経過した後だったといいます。

実は、メガソーラーでの火災は“普通の火事”よりも、消火が難航するといいます。

元麻布消防署長 坂口隆夫氏:
メガソーラーの火災というのは、一つは放水をやっているときに感電をする。パネルの一部が残っていれば、夜間であっても電気の光だとか、火災の炎の光によって発電しちゃうんですね。
メガソーラーや太陽光発電システムというのは、住宅にかなり普及してきていますから、普及すれば普及するほど火災の発生危険というのは増えてくるのかなと思います。
(「めざまし8」4月16日放送)