台湾で起きた地震の影響で、石と土砂が大量に降り注いで来た。走行している車の目の前を次々と落ちて来る緊迫の瞬間が、映像に捉えられていた。
映像から落石の脅威が明らかになっていく。
「一巻の終わり…助けてもらうしか」雨のように降り注ぐ落石と土砂
FNNが入手したのは、大きな地震があった台湾東部にある観光地太魯閣(タロコ)公園を移動していた際の映像だ。

突然鳴り響いたのは、地震の発生を告げるアラートだ。車に乗っていた人は「大地震だ!」と急いでトンネルの中へ逃げ込んだ。

トンネルの外では、落石と土砂が雨のように降り注ぎ、次の瞬間、大量に発生した土ぼこりがトンネル内にも一気に押し寄せ、車は身動きがとれなくなる。
車の中では「一巻の終わりだ。助けてもらうしか...」と言う声が聞かれた。
山からおびただしい数の石…ガラスは割れ、視界は真っ暗に
さらに別の車では、ごう音とともに山の斜面からおびただしい数の石が落ちてきた。車のガラスは割れ、視界は真っ暗になった。落石に巻き込まれた。

2台とも乗っていた人に、ケガはなかったということだ。

今回の地震で、これまでに確認された死者は13人。今も6人安否が分かっておらず、現地当局が捜索を続けている。
(「イット!」 4月9日放送より)
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