世界を代表するイギリスのオックスフォード英語辞典に、日本の食文化や伝統技術に関わる言葉が新たに加わった。
ロンドン市民は、新たに加わった日本の言葉を知っているのだろうか。

ロンドン市民に“カツ”が浸透している理由は…

新たに辞典に加わったのは、“23の日本語”。

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ローマ字表記で、Okonomiyaki(お好み焼き)、Katsu(カツ)、Onigiri(おにぎり)、Takoyaki(たこ焼き)など、日本食に関する言葉が半数以上を占めている。

新たに加わったこれらの言葉。
ロンドンの人たちは知っているのだろうか?

男性:カツ!とてもおいしかったよ。

女性:1つだけね …カツ。イギリスではいつでも食べられるのよ。

男性:1つだけかな。カツに見覚えがあるよ。カツカレーは食べたことがあるから。

ロンドン市民に“カツ”が浸透しているもよう。

その理由は、今 ロンドンでは、チキンカツを使った日本式カレーが大人気。
カツが知られている、大きな要因の1つだ。

一方で、そのほかの日本語については…

女性:知っているのはカツだけで、ほかはわかりません。
(Q.たこ焼きと唐揚げは?)
ごめんなさい。わかりません。

なじみのない日本語は、まだまだ浸透度は低いよう…。

選ばれたのは、日本食の言葉だけではない。
日本の文化Omotenasi(おもてなし)や、壊れた陶器を修繕する日本の伝統技術、kintsugi(金継ぎ)などの言葉も含まれている。
このほかにも、日本のアニメや映画人気を背景とした、Isekai(異世界)やTokusatsu(特撮)といった言葉も加えられている。

英語辞典に加わった日本語について、ロンドン市民からはこんな声が聞かれた。

女性:いいと思います。新しい単語が学べるから。

男性:言葉というのは進化していくものだから、たくさん使われている言葉は辞書に加えるべきだと思う。いいことだと思うよ。

日本の食や文化を中心に追加された新たな単語。
日本への関心の高さが反映されたものとみられている。
(「イット!」 3月28日放送より)