健康被害の恐れがある小林製薬の紅麹原料を、名古屋の豆菓子専門店「豆福」も使用していたことがわかり、販売を休止し商品を回収している。街の人からは不安の声も上がっている。
名古屋市西区にある、創業80年以上の歴史を持つ豆菓子専門店「豆福」では、小林製薬の紅麹原料を使用している「豆だくさん」や「えびしおアーモンド」など13の商品の販売を休止し、商品を回収すると発表した。

豆福では25日朝、社員の男性が車から商品が入ったダンボールを下ろしていた。ジェイアール名古屋タカシマヤと松坂屋名古屋店で販売していた、対象商品の回収のためだ。
豆福の社員:
大変なことになったと思うので、真摯に対応したいと思います

豆福で商品を購入したことがある人からは、不安の声も…。
女性A:
名前が通ったところですと信頼でね、お店の名前で商品を買ったりすることがありますし。原材料とか確認して購入したりするんですけど、怖いですね
女性B:
口から入れるものは体で全部吸収されるから、怖いですよね。安心安全は信頼関係ですから。やっぱり消費者も確認が大事だと思いますね
豆福は、対象の商品が手元にある場合は着払いで店に送るよう呼びかけていて、後日、品代相当額を支払うということだ。
また、愛知県蟹江町の「甘強酒造」でも紅麹原料を使用している可能性があるため、紅麹梅酒の販売を中止し商品を回収すると発表した。

小林製薬は紅麹原料を使用したとみられる商品があれば直ちに使用をやめて、健康被害などが疑われる場合は、健康相談受付センターに相談するよう呼びかけている。
(東海テレビ)