子どもによる無断のオンラインゲーム課金のトラブルが増えている。新潟県内でも相談が寄せられていて、街では対策を立てる家族も見られた。

子どもの課金トラブル 100万円以上も…

「子どもでも簡単に課金できてしまいます!」3月、こう注意を呼びかけた国民生活センター。

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子どものオンラインゲームに関する相談件数が2022年度4000件あまりと過去最多となり、2023年度は1月末時点で3000件以上と2022年度のペースを上回っている。

中でも多いのが、スマートフォンなどによる無断課金に関する相談で、契約購入金額100万円以上での相談が6.5%に上った。平均額も約33万円に上る。

ゲームに課金する子ども「けっこういる」

街で話しを聞くと…

「恐ろしい。持たせるのが怖い」と答えたこちらの家族は、まだ子どもにスマートフォンを使わせていないが、小学4年の男の子は「色々とゲームをたくさんして、課金とかもけっこうしている人がいる」と現状について話した。

新潟市消費生活センターへも子どもの課金で高額請求となった親からの相談が寄せられていて、原因としてパスワードやクレジットカードの番号が子どもに知られていたことなどを挙げている。

「月一回パスワード変更」対策している親も

一方、対策を立てているという親は「パスワードを見られないようにというところと、もし見られても大丈夫なように長いパスワードを設定したりだとか、月一回パスワードを変えたりだとかという形で」

「噂は聞く。けっこう課金しちゃったみたいな。クレジットを登録しておくと課金できちゃうので、そういうのをオフにするとか、色々何も設定しないようにして渡している」と話した。

国民生活センターは、カード情報などを登録したアカウントにログインしたまま子どもに端末を使わせないことや、決済時のパスワードなどを設定し、子どもに伝えないよう注意を呼びかけている。

(NST新潟総合テレビ)

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