沖縄県の宮古島沖で2023年4月、陸上自衛隊のヘリコプターが墜落し、10人が死亡した事故について、搭載されたエンジン2基の相次ぐ出力低下が事故につながったとみられることが分かった。
![事故機の引き揚げの様子](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/e/d/700mw/img_ed53df3fd9ceacc1cd4e97a805ff7289182615.jpg)
関係者によると、自衛隊の事故調査委員会がフライトレコーダーの分析などを進めた結果、2基のエンジンのうち、まず右側の出力が徐々に低下して喪失したのに続き、左側の出力も低下したという。
![引き上げられた事故機の様子](https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/e/e/700mw/img_ee3ebe0cf735e8a9b4f836589b8bae2b279380.jpg)
エンジンに異常が起きても1基でも機能していれば飛行は可能とされるが、両方の出力が低下したため、高度を保てず墜落したものとみられる。
陸自は3月中にも調査報告書を公表する見通し。
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