オーストラリア・クリスマス島の固有種「アカガニ」が、観測史上初めて2月に産卵する異変が起きている。産卵のために通常は10月から11月にかけて海に移動するが、2024年は異常乾燥の影響で時期がずれたとみられている。

クリスマス島の固有種「アカガニ」

オーストラリアのクリスマス島。名物は、美しく澄んだ海だけではない。

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クリスマス島の固有種「アカガニ」の大行進。
島の内陸から一斉に海に向かい、産卵をするのだ。一度始まると、足元はアカガニの大群で埋まった。

しかし2024年、この大行進に歴史的な異変が起きている。

2カ月以上も産卵時期ずれる

島の自然を管理する男性は、「観測史上初めてです。数は少ないですが、2月に産卵しているのです」と話している。

本来、10月から11月に見られる大行進。しかし2024年は、2カ月以上ずれている。異常な乾燥で産卵時期がずれたとみられている。
(「イット!」 2月20日放送より)

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