悪ふざけが招いた事故のニュース。人気の観光スポット京都府の天橋立で股のぞきをしていた男性が同僚に押されて転落しけがをした。
■同僚の悪ふざけで…15メートル下に転落

日本三景のひとつ京都府宮津市の天橋立。かがんで股の間から上下さかさまに景色を見ると…天空に島が浮かんでいるようだという「股のぞき」。昭和初期の白黒写真にも残っている歴史の古い観光コンテンツだ。
坂元龍斗キャスター:ここが転落があった現場です。この股のぞき台に男性が乗っていた時に同僚が押し、結果、がけに転落しました
事故当時の現場の映像を見ると、15日午後2時20分ごろ数人のグループが股のぞきをする台に近づく。本来は、天橋立が見える方向にかがむものですが、男性が逆に、山側をのぞく格好でかがんだ。

すると、その後ろから別の男性が押し、男性はそのまま斜面を転げ落ちてしまった。警察によると、転落したのは50代の男性で一緒に観光に来ていた同僚に押されたということだ。

■落下事故での救助要請は過去30年間一度もなし
現場には鉄製のフェンスがあるものの男性はそれを超えて15メートル下に落下。

胸の痛みを訴えていて、重傷とみられる。 公園の管理者によると、転落は数年に一度あるというが、消防によると落下事故での救助要請は過去30年間一度もなかったということだ。
宮津与謝消防署・早石伸吾署長:
今回のように高所からの転落事故というのは初めてのケースです。(転落した男性は)しゃべりかけに対し返答もしっかりされていましたし観察した結果大きな外傷、出血などはありませんでした。一緒に来ていた方はびっくりされていたようでした

観光客は…:
(Q.いたずら半分で押した事故のようだが?)さすがに限度ありますよね、良くない。高いので(ふざけて押すのは)結構危ないと思います。節度を守って楽しむのが一番だと思います。手すりをしっかり持たないと最初は怖いと思いますよ
悪ふざけが招いた事故。警察は傷害の疑いも視野に当時の詳しい状況を調べている。
(関西テレビ「newsランナー」2024年2月16日放送)