山形市にある旧県民会館の跡地を利用したイベント、キッチンカーマルシェが、2月15日に開かれた。跡地の一部は2026年3月まで広く、個人やグループに貸し出される。

工事着工までの間跡地を“有効活用”

15日に山形市の文翔館で開かれた「旧暦の初市」に合わせて行われたのが、キッチンカーがずらりと並んだキッチンカーマルシェだ。ラーメンや玉こん・おにぎりなど6台が出店し、昼時には行列ができていた。

旧県民会館跡地でイベント開催
旧県民会館跡地でイベント開催
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マルシェの会場となっているのは旧県民会館の跡地、現在は更地となっている場所を有効活用しようということで、下には芝生が敷かれ歩きやすいようになっている。

山形市は旧県民会館の跡地を約7億円で県から取得し、新しい市民会館を整備する計画。2年後の工事着工までの間、この場所を有効活用しにぎわい創出につなげようと、市は敷地の一部を貸し出すことにした。

貸し出すのは主に道路沿い敷地で、利用料は1つの出店あたり1時間160円。申し込みの受付はすでに始まっていて、キッチンカーの出店のほか、マルシェやサークル活動の発表など幅広い利用を想定している。

「うれしい」「わくわく」など期待の声

15日のキッチンカーマルシェは利活用の最初の例として市が企画したもので、出店した人や訪れた人からは期待の声が聞かれた。

出店者:
なかなかキッチンカーを出せる場所も限られているのでこういった場所があるとうれしい。やっぱり人通りが多いのでお客さんが来てくれるかなと期待する

訪れた人A:
前にここを通った時に更地になっていてなんか寂しい感じがあったので、やはり時々イベントがあればいいと思う、にぎやかな感じ

訪れた人B:
市民会館ができるのも楽しみにしているが、いろんなイベントごとがあるのはわくわくする。マルシェをもっと頻繁にやってほしい

訪れた人C:
子どもが楽しめるようなキャラクター・着ぐるみのショーとかもあったら楽しいと思う

「どんな形でも使ってもらえれば」

市は2024年5月までに水道と電気も整備して、より利用しやすい環境を整えることにしている。

山形市文化創造都市課・庄司貴洋主幹:
市民会館の整備の目的が中心市街地のにぎわい創出になっているので、このような形で建設着工までの間もにぎわえばいいと思う。実際、今いただいているのはキッチンカーの出店という相談だが、何でもどんな形でも使っていただいて構わないのでまず相談してもらえればと思う

敷地の貸し出しは2026年の3月末までの予定で、キッチンカーマルシェは16日も行われた。

(さくらんぼテレビ)

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