6日、石川県出身の力士ら3人が故郷を訪問。被災した人たちに元気を届けました。
被災地に大きな歓声と、拍手が響き渡ります。

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石川県津幡町出身の大の里関。2023年5月に初土俵を踏み、先月の初場所では新入幕ながら11勝をあげ敢闘賞を受賞。一躍、注目を浴びました。

地震発生後、初めて石川入り。その到着を内灘町の避難所で待っていたのは、大の里関の祖父・坪内勇さんです。

大の里:
津幡町出身で、僕の母親が内灘町出身です。そこにおじいちゃんもいるんですけど。久々に会って、こうやって来られてうれしいです。

避難所では、毎日、孫の活躍をテレビで見守っていたという坪内さん。

1年2カ月ぶりの孫との再会。坪内さんが「敢闘賞おめでとう」と声をかけると、大の里関は「久しぶりだな」と再会を喜びました。

大の里の祖父・坪内さん:
しばらく会うとらんし、ホッとしたね。頑張れよって激励したけど、でっかい手や。

――おじいさまにはどんな声をかけたんですか?
大の里:

元気してるか?みたいな。久々だったんで照れくさかったですけど、みんな頑張っているので、また(3月の)大阪場所、明るい話題を届けたいと思います。

人気力士に大興奮「元気になった」

遠藤関の出身地、穴水町にも足を運びました。

役場に垂れ幕を掲げるなど、町を挙げて遠藤関を応援してきた穴水町。
そんな故郷の避難所を訪れた遠藤関、待っていた人たちから「お帰りなさい」と声援が上がります。

遠藤:
ただいま。

遠藤:
毎日、避難生活、ごくろうさまです。まだ元の日常に戻るのには時間がかかると思いますが、必ず、元の日常に戻るということを信じていますので、それまで大変だと思いますが、僕も土俵で頑張りますので、皆さんも一緒に頑張りましょう。

力士らは避難している人たちに「ちゃんこおでん」を差し入れ。そして、地元の相撲クラブの子どもたちとも交流しました。

輝:
よいしょ~!良い当たりするな。

七尾市出身の輝関にぶつかっていった小学4年生の少年は…。

穴水少年相撲教室に通う小学4年生:
テレビで見てる力士が来てくれたんで、元気になったんでうれしいです。硬かったんで、筋肉いっぱいあるのかなと思いました。

人気力士との交流で自然と笑みがこぼれる被災者たち。
一緒に写真撮影ができたという女性は、興奮気味に撮った写真を見せてくれました。

一緒に写真撮影をした女性:
これ、ちょこっと横の方になってるけどね。目の前で見てね、すごいかっこいい。

遠藤:
大変だと思いますがお会いして、笑顔が見られて、うれしかったです。(避難所の皆さんから)「頑張って」と、逆に励まされました。一緒に頑張ろうという気持ちでがんばります。
(めざまし8 2月7日放送)