能登半島地震から、2月1日で1カ月を迎えた。

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午後4時10分の発生時刻になると、被災地では黙とうが行われた。石川県では復旧作業が進む一方、いまだ広い範囲で断水が続き、約1万4500人が避難生活を送っている。

海岸に家屋、砂浜には自動車が…

石川・珠洲市の観光名所「見附島」では、1日朝、分厚い雲の間から朝日が顔をのぞかせた。

取材班が向かったのは、能登町・白丸地区。

木村拓也キャスター:
この辺りはもうほとんど何も原形がありません。ただ、あの奥、骨組みがむき出しになった建物が海の中にただずんでいます。津波の影響のすさまじさを物語っています。

能登町・白丸地区をドローンで撮影した映像では、海岸に流された家屋、砂浜に埋まってしまった自動車などの姿が確認できた。

木村拓也キャスター:
この電柱、真っ二つに折れてしまっています。

津波、火災の跡、揺れによる倒壊

そして、少し内陸側を歩いてみると…。

木村拓也キャスター:
完全に屋根が焼け焦げてしまって、火災の被害を受けた場所だということがわかります。同じ白丸地区でも、津波と、火災と、揺れによる倒壊と、近い距離で全く異なる被害があります。

石川県内では災害関連死も含め、240人の死亡が確認され、輪島市市ノ瀬町などで土砂崩れが起き、15人の安否がいまだわかっていない。
(「イット!」2月1日放送より)

<フジネットワーク サザエさん募金>能登半島地震救援

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