能登半島地震で被災した石川県にある野球の名門校、日本航空高校石川が、春の選抜高校野球大会に出場する事が決まった。

チームは秋の北信越大会でベスト4入りしていて、北信越地方からの出場枠3に入るかが注目されていた。

日本航空石川は、震度7に見舞われた石川・輪島市にある。校舎が被災して、練習はおろか、教室で授業を行うこともできず、現在は休校となっている。

これを受け、山梨・甲斐市にある系列校が、新学期までに生徒約600人を受け入れることを決めた。野球部はその第1陣として1月15日、山梨に到着し、選抜出場に向けて練習を再開していた。

部員たちが身を寄せるのは、段ボールベッドが並ぶ教室。仮校舎や仮宿舎が完成するまでは、この生活が続くというが、野球部の寳田一慧キャプテンは、「みんな集まって野球ができるのは、自分たちの中ではとてもうれしいことなので、野球ができることに感謝してこれからやっていきたい」と話していた。

プライムオンライン編集部
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