トヨタ自動車が2024年から展開している、自動車を造る際に出た端材を使ってアップサイクルした商品をそろえたポップアップストアが、6日から東京・虎ノ門ヒルズで開催される。

今回で2回目となるが、繊維を扱う「豊島」、アパレルメーカーの「アーバンリサーチ」とトヨタが共同で行っていて、エアバッグにも使われるナイロン地の布の廃材を使用して、初めて3社で共同開発をした「ライトアウター」や「レクサスのシートの廃材を使ったケースに入れたTシャツ」などを販売する。

自動車には約3万点の部品が使用されるため、多くの端材が出てしまうので作り替えて循環させることで、環境負荷低減につなげる狙いがある。

トヨタ自動車・新事業企画部・トヨタアップサイクルプロジェクトオーナーの中村慶至氏は、「製品のビフォーアフターで感じた驚きなどから、自分の会社でもアップサイクルをやってみようかな、本気で廃棄物と向き合ってみようかな、という気づきのきっかけにしてほしい」とし、「今後はこの取り組みを自動車業界やアパレル業界の中でも広げたい」と意気込みを語った。

ポップアップストアは8月20日までで、今後アーバンリサーチのオンラインショップや大阪・関西万博内の店舗などで販売する。

この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。 ギャラリーページはこちら(6枚)
フジテレビ
フジテレビ

フジテレビ報道局が全国、世界の重要ニュースから身近な話題まで様々な情報を速報・詳報含めて発信します。

経済部
経済部

「経済部」は、「日本や世界の経済」を、多角的にウォッチする部。「生活者の目線」を忘れずに、政府の経済政策や企業の活動、株価や為替の動きなどを継続的に定点観測し、時に深堀りすることで、日本社会の「今」を「経済の視点」から浮き彫りにしていく役割を担っている。
世界的な課題となっている温室効果ガス削減をはじめ、AIや自動運転などをめぐる最先端テクノロジーの取材も続け、技術革新のうねりをカバー。
生産・販売・消費の現場で、タイムリーな話題を掘り下げて取材し、映像化に知恵を絞り、わかりやすく伝えていくのが経済部の目標。

財務省や総務省、経産省などの省庁や日銀・東京証券取引所のほか、金融機関、自動車をはじめとした製造業、流通・情報通信・外食など幅広い経済分野を取材している。