レンタル事業を展開していた「ゲオ」が、古着などのリユース事業に業態を変化させて、新たな成長を目指します。

黒とベージュを基調とした大人のベーシックスタイルに、トレンチコートを羽織ってブリティッシュにコーディネート。

8日にオープンするのは、レンタル業界で圧倒的なシェアを誇る「ゲオホールディングス」が運営する総合リユースショップ「セカンドストリート 恵比寿店」。
実は、ほかの店舗とは一味違ったコンセプトがあります。

立地や利用者のライフスタイルに合わせて、さまざまな古着の楽しみ方を提案するセカンドストリート。

“大人の街”の印象のある恵比寿では、「オールドマネー&エッセンシャル」をコンセプトに、“ファッションにこだわりを持つ大人”に向けた古着の楽しさを提案。
ジャケットなどクラシックなアイテムを中心に、上質で洗練された商品をそろえています。

セカンドストリート恵比寿店 アーバンスタイル3地区・水溜大樹エリアマネジャー:
ほかのセカンドストリートにはない特殊なコンセプトを掲げているので、大人が楽しめるようなアイテムというのが一番の特徴。それを通じて、リユースとしての新しい価値を提供できればいいかなと。

なぜ、ゲオがリユースに力を入れるのでしょうか。

近年、右肩上がりのリユース市場。
その市場規模は、2009年と比べると3倍近くに成長し、今後も拡大が続くと予想されています。

セカンドストリートも国内外あわせて1000店以上を展開するまでに成長し、運営するゲオのリユース事業は、今や売り上げ全体の6割を占めるほどです。

創業から40年の節目となる2026年には、社名を「セカンドリテイリング」に変更。
ビジネスの主軸を、これまでのレンタル事業からリユース事業へ転換し、世界に向けて日本のリユースを広げていきたいといいます。

ゲオホールディングス コーポレートコミュニケーション室・大野直美さん:
リユースの便利さ、「宝探し」の楽しさだったり、新品で買うより良いものが安い値段で手に入る、そういう楽しみはあるので、(リユースショップを)まだ使ったことがない人に広げていきたいと思っているし、それは日本だけではなくて、世界でもそういったことができればと考えている。