熱中症から児童・生徒を守るための全国初の取り組み。学校に暑さ指数などを観測する機器を導入するため、山形市が民間の気象情報会社・ウェザーニューズと協定を結んだ。

リアルタイムで気象データを表示

この協定は山形市が教育現場での適切な熱中症対策を推進するため、民間の気象情報会社・ウェザーニューズと結んだもの。ウェザーニューズが2023年7月から販売している、気象観測機器「ソラテナ・プロ」を市内の学校に試験的に設置する。

市内の学校に導入予定の気象観測機器「ソラテナ・プロ」
市内の学校に導入予定の気象観測機器「ソラテナ・プロ」
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「ソラテナ・プロ」は、気温・湿度・雨量など7つの気象データを自動で観測し、1分ごとにリアルタイムで、データを教職員の端末に表示することができる。

これにより、これまで教職員が30分ごとに行っていた暑さ指数の測定などの業務の負担が軽減されるほか、常に暑さ指数を確認でき、より適切な熱中症対策を行うことができるという。

ウェザーニューズ・草開千仁社長:
熱中症対策が全国的にもテーマになっている中で、山形県で事象(市内中学校で13人搬送)が発生したと。ぜひ試験的にやってみようと

全国初の取り組みに佐藤市長は…
全国初の取り組みに佐藤市長は…

山形市・佐藤孝弘市長:
全国で初の事例ということで、しっかりと取り組みを進めて、将来全国的にも貢献できればと思う

市とウェザーニューズは、今後、連携や協力を図り、「ソラテナ・プロ」のデータを環境学習や防災にも活用していくという。

(さくらんぼテレビ)

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