地元企業の魅力を知ってもらおうと、山形・東根市の神町中学校で職業体験会が開かれた。生徒たちは腕時計の組み立てといったものづくりを体験しながら地元企業の仕事に触れていた。
地元企業の“魅力”を知る機会に
東根市の神町中学校で開かれた職業体験会は、生徒たちに地元企業の魅力を伝え興味を持ってもらおうと市が企画した。1月23日は市内にある工業団地から8社が集まり、1年生約180人が参加した。

山形カシオのブースでは一人ひとりが好きな色のパーツを選び、腕時計「G-SHOCK」を組み立てていた。

ほかにも、外壁の断熱材に使われる樹脂を作ってみたり、バルブを操作して水の量を調節してみたりと、生徒たちは実際に体験しながら地元企業の仕事に触れていた。

参加した生徒からは、「まだ東根市内の企業に触れたことがあまりなかったので、今回の体験を通して興味が持てた」「東根市はサクランボだけでなく、会社もとても有名なことが知れてよかった。これからもっと詳しく調べてみたいと思った」などといった声が聞かれた。

山形イハラ・山口治社長:
高校生・大学生になった時に市から離れて就職する方も多いと聞いた。最近はITなどカッコいい仕事ばかり求められているが、「製造業もカッコいいところあるんだぞ」というのをわかってもらいたいと思い参加した

アイジー工業総務部・保科泰弘人事チームリーダー:
どんな会社なのかわからない方がけっこうたくさんいるが、こういった場で記憶の一端にでも残ってもらって、就活する時に思い出してもらって、来てもらえたらうれしい
企業の人手不足が課題となる中、東根市は今後もこうした職業体験事業を続けていくという。
(さくらんぼテレビ)
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