天皇皇后両陛下は「歌会始の儀」に入選した石川県の人などと懇談し、能登半島地震の被災状況を気遣われた。
両陛下は19日、約1万5千首の応募から選ばれ、「歌会始の儀」に出席した10人と面会された。
能登半島地震の被災地である石川県かほく市から出席した宮村瑞穂さんは、両陛下が現地の状況を案じられていたことを明かした。
石川県かほく市職員 宮村瑞穂さん:
まず天皇陛下から、このたびの能登地震のことをご心配して下さるお声がけをいただきました。『能登地震大変でしたね』というふうに。
皇后さまからは、『1月1日というのがまた大変でしたね』と『避難所のお手伝いをされたんですか』とお尋ねいただきました。
本当に心の底から能登半島地震のことを心配して下さっているのだな、お心を寄せて下さっているんだなというのが伝わってきました
また、長崎県の平和祈念像を訪れ、平和について思いを馳せた経験を詠んだ京都市の大学生、小池弘実さんに対し、皇后さまは「私も平和の歌を詠みました、広島の歌です」「若い世代の人も平和について真剣に考えているということがすごく心強く思います」と伝えられたという。
皇后さまは、長女の愛子さまが中学校の卒業文集に平和を願う思いを綴られたことを歌にされた。
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