自民党の岸田派(宏池会)は、政治資金パーティー収入の一部を政治資金収支報告書に記載しなかった容疑で元会計責任者が東京地検に立件される見通しとなった中、事務処理上の記載漏れだとしたうえで謝罪するコメントを発表した。
コメントでは「記載漏れが生じたことについて、深くおわび申し上げます」としている。
また、記載漏れが指摘されている2020年の収支報告書で「過去分を含めたパーティー収入などの記載漏れの訂正を行った」ことを明らかにした。
不記載の原因については、「当時の会計責任者の帳簿作成上の転記ミスや会計知識の過誤等によって生じたもの」として、安倍派や二階派で指摘されている「ノルマ超過分の幹部を収支報告書から除外する等の不適正な処理を行うことを意図したものではなく、事務処理上の疎漏による」として「ミス」だと説明している。
今後については「外部による監督を含め十分な管理体制を整備してまいる所存だ」と表明した。