名古屋市が16日、キャリア教育のためのイベントを開き、小学生がレゴランドなどの地元企業や団体の仕事を体験しました。
子供たちが仕事の中にある「工夫」に触れる
警察官の様に白い手袋をはめ、慎重に指紋を採取しているのは子供たちです。

16日、小学生向けの職業体験イベントが名古屋で開かれ、市内の5校から集まった5年生約180人が参加しました。
このイベントは、2023年に開設した市の「キャリア教育推進センター」が企画していて、「レゴランドジャパン」や「愛知県警」など地元の10の団体が出展し、講義やワークショップを行いました。

名古屋にも拠点を置く印刷会社「キンコーズ・ジャパン」のブースでは、オリジナルのトレーディングカードを制作しました。
男の子A:
自分がカードになるというのが、本当に信じられないくらいびっくりしています。僕が見えないところで、こんなすごいことをしてる仕事があるんだなと思いました

三重県に本社を置く「おやつカンパニー」のブースでは、「ベビースターラーメン」を使って文字を作る遊び「めん文字づくり」に挑戦。食べるだけではない、ベビースターの新たな魅力に夢中になっていました。

男の子B:
曲がり具合とか、たくさんいろんな種類のものがあって楽しいです
女の子A:
長くてうにゃうにゃしているところを、目のカーブにいかした
様々な体験を楽しみながら、仕事の内容だけでなく働く人たちの思いも学ぶことができたようです。
女の子B:
自分の知らないところにもいろいろ工夫がいっぱいあって、すごいと思いました
男の子C:
夢はまだ特にないんですけど、選択肢として一つ増えた
名古屋市教育委員会事務局の担当者:
子供たちが、仕事の内容ですとか働く人の思いに触れて、将来について考えるきっかけにしてもらえたらいいなと思っています
名古屋市は2月にも、中学生向けのプログラムを実施するということです。
(東海テレビ)