富士フイルムは、約60億円を投資して、熊本・菊陽町にある工場に、スマートフォンなどに搭載されているイメージセンサー用の材料を生産する設備を導入することを明らかにした。
最新鋭の設備導入へ イメージセンサー用
富士フイルムによると、熊本・菊陽町の「富士フイルムマテリアルマニュファクチャリング 九州エリア」の工場に、イメージセンサー用カラーフィルターの材料を生産する設備を導入するということだ。

カラーフィルター材料は、すでに静岡と台湾で生産されていて、韓国でも新たな生産拠点が整備されている。

今回、菊陽町の工場には最新鋭の生産設備が導入され、クリーンルームや検査機器もあわせて整備される。
投資額は約60億円で、2025年春に稼働開始する計画だ。
電子材料事業で5000億円の売り上げ目指す
また、この工場では半導体の製造プロセスで欠かせない研磨剤「CMPスラリー」の生産設備が1月中に稼働する予定だ。

富士フイルムは2030年度には電子材料事業で5000億円の売り上げを目指す。
(テレビ熊本)