羽田空港で2日、日本航空と海上保安庁の航空機が衝突し5人が死亡した事故で、管制官から、海上保安庁の航空機に対し、滑走路手前まで走行するよう指示が出ていたことがわかった。
海保機へは“滑走路手前まで走行”の指示
事故現場には焼け焦げた機体が残されているが、警視庁が3日午前から、滑走路などを中心に現場検証を開始している。

2日夕方、羽田空港に着陸しようとしていた日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突し、炎上した。

その後の関係者への取材で、事故前、日本航空の機体へは管制官から滑走路進入の許可が出ていた一方、海上保安庁の機体へは滑走路手前まで走行するよう指示が出ていたことがわかった。

国の運輸安全委員会は3日朝、現場で調査を行ったほか、警視庁も先ほどから現場検証を始めている。
空港内では振り替えのため長蛇の列
一方、空港内では、事故の影響で欠航となった便の振り替えのため長蛇の列ができた。
福岡に戻る女性は「福岡に(2日に)帰る予定だったけど、機内で2時間以上まってて結局キャンセルになった。13時(の便が)取れて、ちょっとほっとしている」と語った。

多くの人が空港で不安な一夜を過ごしたため、ターミナル内では毛布などが配布されたという。
(「FNNニュース」1月3日放送より)
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