2024年3月の熊本県知事選挙がようやく動き出した。元熊本市長・幸山政史氏が12月26日、3度目の挑戦を明らかにした。1人目の出馬表明である。

元熊本市長・幸山政史氏が出馬表明

元熊本市長・幸山政史氏:
ふるさと熊本が大好きです。それは多くの県民と同じだと思っております。県民の皆さま方と一緒になって、ここに県知事選に3度目の挑戦をすることを決意しました

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幸山政史氏は熊本市生まれの58歳。熊本県議会議員を経て、2002年から2014年まで熊本市長を3期務めたあと、2016年と2020年の2度、県知事選に出馬したが、いずれも現職に敗れた。

幸山氏は2002年から2014年まで熊本市長を3期務めた
幸山氏は2002年から2014年まで熊本市長を3期務めた

元熊本市長・幸山政史氏:
県内には期待と不安が交錯している。そんな中にTSMC進出の効果、いわば「よき流れ」というものを県下全域に広げていくことで「よりよき流れ」を創造していくということが、これからの大きな課題であると考えている

議論し合う政策中心の選挙でなければ

幸山氏は、ここまでの蒲島県政について「継承すべきこともたくさんある」とし、「単に継承か刷新かの二者択一ではない」とする考えを示した。

元熊本市長・幸山政史氏:
熊本の今を見つめ、その上で熊本の将来を大いに語り合う、議論し合う、そんな政策中心の選挙でなければならないと考える。私がまず手を挙げてきっかけを作り、「転換期を迎えている」と申し上げましたが、この熊本が今後どうあるべきか多くの県民にぜひとも参加してもらいたいという思いで今回、決意した次第です

比較的、穏やかな表情を浮かべ、自らの考えを述べた幸山氏。会見後、さっそく自民党県連を訪れるなど出馬のあいさつ回りを始めた。

無所属で出馬する幸山氏は、どの政党とも等距離で向き合うとし、これから、選挙公約・マニフェストをまとめる作業に入るとしている。

(テレビ熊本)

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