ドジャースと10年契約を結んだ大谷翔平選手が、愛犬の名前を「デコピン」と明かし、あっという間にX(旧Twitter)のトレンドトップになるなど、話題をさらった。

大谷選手の入団会見(日本時間2023年12月15日)
大谷選手の入団会見(日本時間2023年12月15日)
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SNS上には「デコピンの衝撃がすごい」「朝から声出して笑った」といった書き込みの他、あまりに独特な名前のため「うちの犬と同じ!って人いるかな?」という声もあった。

そこでペット保険シェア業界トップのアニコム損害保険株式会社に聞いてみたところ、「うちの犬と同じ!」という人が1人だけいた。アニコムに登録されたなかで、1匹だけ「デコピン」ちゃんがいたのだ。

日本の「デコピン」ちゃんは11歳

もう1匹の「デコピン」ちゃんは、三重県で暮らす11歳のオスのトイプードルだ。
飼い主の今田さんは、15日の朝、大谷選手の入団会見をテレビで見ていたが、愛犬の話が出る頃にはテレビから離れてしまっていた。しかしその後、携帯電話に親戚からメッセージが次々に届き、日本中で話題になっているスーパースターの愛犬と、自分の愛犬の名前が同じだと知ったそうだ。

三重県で暮らすデコピン君(オス・11歳)
三重県で暮らすデコピン君(オス・11歳)

今田さん:
まず同じ名前のワンちゃんがいることに驚きました。しかも、それが大谷選手のワンちゃんと聞いてさらにびっくりです。今まで「デコピン」という名前のワンちゃんに会った事はありませんでした。

大谷選手は名付けの理由として、元々その犬に「デコイ」という名前があったので、「デコピン」にしたと説明していた。ではもう一匹のデコピン君は、なぜそんな独特な名前になったのか?

2カ月半の頃のデコピン君
2カ月半の頃のデコピン君

今田さん:
11年前に初めてデコピンと出会った時にすごく人懐こくてすり寄ってきて、あまりにも顔を舐めるので、「あんまり舐めるとデコピンしちゃうぞ!」ということから「デコピン」になりました。

割とストレートな理由で名付けられたデコピン君。迎え入れてから11年がたった今でも、デコピン君は甘えん坊で人懐っこく、フレンドリーな性格は変わらないという。

クリクリのお目々が印象的。カメラ目線のデコピン君。
クリクリのお目々が印象的。カメラ目線のデコピン君。

今田さん:
飼い主としては複雑なんですが、散歩していても知らない人に寄っていくことがあるくらい、人懐っこいんです。

入団会見後には、近所の人からも「同じ名前だったね」などと声をかけられたという。

訓練士のもとで“玉転がし”を習得したデコピン君(2015年)
訓練士のもとで“玉転がし”を習得したデコピン君(2015年)

そんなデコピン君の特技は“玉転がし”。訓練士のもとでマナーを学んだ際に覚えたそうだ。日本のデコピン君は、飼い主に愛され、のびのび暮らしていた。

2024年は「デコピン」が上位に!?

ちなみに、アニコム損保が調べた犬の名前ランキング2023では、1位は「ムギ」で2021年から3連覇。2位は「ココ」、3位「ソラ」だった。当然「デコピン」はランクインしていない。だが2024年は、“大谷効果”で上位に「デコピン」が食い込むかもしれない。

トップ10は以下の通り。

【犬の名前ランキング2023・総合ランキング】
1位  ムギ
2位  ココ
3位  ソラ
4位  モカ
5位  マロン
6位  レオ
7位  モコ
8位  ラテ
9位  モモ
10位 チョコ

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プライムオンライン編集部
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FNNプライムオンラインのオリジナル取材班が、ネットで話題になっている事象や気になる社会問題を独自の視点をまじえて取材しています。