若手農家たちが果物の出荷を終えたコンテナで作る巨大な文字が、2023年も山形・天童市に登場した。2023年に本格デビューしたサクランボの新品種「やまがた紅王」をPRするメッセージとなっている。

全長約40メートル・高さ6メートル!

毎年この時期恒例となっている、JAてんどうフルーツセンターの巨大コンテナ文字が2023年も完成した。

2023年の巨大文字は「くたが??紅王」
2023年の巨大文字は「くたが??紅王」
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2023年は「くたが??紅王」。2023年に本格デビューしたサクランボの新品種を「もう食べましたか?」と山形弁で聞いている。

天童市の国道48号沿いにある「JAてんどうフルーツセンター」では、10年以上前から毎年地元の若手農家たちが果物の出荷を終えて次のシーズンまで保管されるコンテナを使って巨大な文字を作っている。2023年は3日をかけて、約20人がかりで完成させた。

4色のコンテナ3万5,000個で作った2023年の文字は「くたが??紅王」。全長約40メートル・高さ6メートルの巨大な文字だ。

JAてんどう津山果樹青年部・須藤駿さん:
去年よりすばらしくいいできかなと思う

「もっと多くの人に食べてもらいたい」

2021年は「紅王デビュー!」、2022年は「たべてケロ紅王」と3年連続でサクランボの新品種「やまがた紅王」をPRするメッセージとなった。

JAてんどう青年部農政副部長・武田繁さん:
「紅王をまだまだアピールしたい」というところからスタートして、紅王はなんとか入れたいなと。最初は「たべた??紅王」だったが、方言を使った方が親しみやすいかなと思い、「くたが??紅王」とアレンジして今年は作ってみた

2023年に本格デビューしたやまがた紅王だが、霜の影響もあり、JAてんどうの出荷量は1.7トンとなっている。「これから出荷量を増やし、もっと多くの人に食べてもらいたい」という思いも込めたそうだ。

JAてんどう青年部農政副部長・武田繁さん:
これからの品種なので、若手農家さんみんな一生懸命頑張ってやっている。興味を持ってもらい食べてもらえたらすごくうれしい

若手農家たちの思いが詰まったコンテナ文字は、2024年9月まで見ることができる。

(さくらんぼテレビ)

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