愛媛県内の各地では今、紅葉が最後の見ごろを迎えている。京都に負けない絶景を楽しんでもらおうと、御幸地区にある寺ではユニークな仕掛けを建物内に施した。さらに、リピーター続出!紅葉狩り後におすすめのほかほかグルメも紹介する。

モミジを鑑賞するための建物

松山城の北側に位置する御幸地区。閑静な住宅街の中にある長建寺を副住職の隈江貴司さんが案内してくれた。

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長建寺は400年以上前の江戸時代に、当時の松前町から移設された。境内には池を中心に回遊できる庭園があり、いま紅葉が見ごろを迎えている。

11月22日撮影 2023年は暖冬で色づくのは遅めだという
11月22日撮影 2023年は暖冬で色づくのは遅めだという

長建寺・隈江貴司副住職:
今年は11月中旬から色付いている。暖かい日が多かったので今年は遅めです。例年ですと、11月の初めから段々と色づくのですが、今年は遅いですね

長建には、「池の間」と言うモミジを鑑賞するための建物がある。

長建寺・隈江貴司副住職:
昔はお殿様もこちらに来てくださって、ここから見てくださったと言われています

「池の間」から外を見てみると、一面にぱっと景色が広がり、かなり開放感がある。

お殿様もこの「池の間」から絶景を眺めていたと言われている
お殿様もこの「池の間」から絶景を眺めていたと言われている

さらに、池の間には、紅葉をより楽しむためのユニークな仕掛けがあるのだ。

リフレクション紅葉で「2倍楽しめる」

池の間からの景色 しゃがんで見てみると…
池の間からの景色 しゃがんで見てみると…

長建寺・隈江貴司副住職:
姿勢を下げていただいて見ていただくと、モミジが写ります

ガラス天板が水面のように紅葉を反射
ガラス天板が水面のように紅葉を反射

机の上に置いた透明のガラス天板が、庭園の紅葉を水面のように反射させ、幻想的な光景を生み出す。その名も「リフレクション紅葉」だ。

コロナ禍で県外に旅行できない人たちのため、松山でも日本を代表する紅葉の名所・京都に負けない絶景を楽しんでもらおうと2022年から始めたそうだ。

曽我部愛麗アナウンサー撮影
曽我部愛麗アナウンサー撮影

「2倍楽しめる!」、曽我部愛麗アナウンサーもカメラに絶景を収めた。

長建寺・隈江貴司副住職:
ガラス天板を使ったリフレクション紅葉は松山で見ることは少ないと思うので、ぜひ見ていただきたい光景でございます

長建寺では12月10日まで紅葉のライトアップを実施している。寺の歴史を感じながら、錦をまとう庭園を散策してみてはいかがだろうか。

リピーター続出!独特の食感を楽しんで

紅葉狩りのあとは、少し冷えた体をホカホカグルメで温めよう。やってきたのは、2023年で創業35年目を迎える老舗のお好み焼き店「フーフーハウス」。

紹介するのは、ヘルシーで女性に人気の山芋とキャベツでできている「山芋焼き」。山芋自体が体に良いので最強の組み合わせだ。

フーフーハウス・青山順子オーナー:
バターとめちゃくちゃ相性がいいので、バターをひいてトッピングを焼いていきます。あとは蒸し焼きにします。普通のお好み焼きだったら7~8分かかるけど、その半分くらい

蒸し焼きにすること約4分。ふっくらふわふわの生地にこんがり焦げ目。オリジナルの甘口ソースをたっぷりかけて完成だ。

曽我部愛麗アナウンサー:
ふわとろですね、口の中に入れると一瞬でとろけます。山芋のふわっとした感じとキャベツのシャキシャキとした食感が相まってとてもおいしいです。ホタテもプリプリ!大きくて口の中で歯ごたえが楽しいです。とろっとした山芋、そして甘めのソースによく合います

フーフーハウス・青山順子オーナー:
ほとんど100%リピーターになる。山芋焼きの「これを食べに来た」と言われる方も多い

ふわとろな味わいにリピーター続出という山芋焼き。お好みのトッピングとともに、独特の食感を楽しんでみてはいかがだろうか。

(テレビ愛媛)

テレビ愛媛
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