横になる男の子に寄り添う犬の様子がX(旧Twitter)に投稿され話題になっている。
「絶対違うと思う」とのコメントとともに投稿された写真に写っているのは、犬用ベッドの中で丸まる男の子と、そこに寄り添っている犬の姿。
自分のベッドを男の子に奪われたようで床に寝そべっている。

写っているのは投稿者の息子くん(1歳)と、ペキニーズのぽみちゃん(メス・2歳)。体を丸くして犬用ベッドにすっぽりと収まる息子くんに、奪い返すこともせずに隣にいる優しいぽみちゃんだ。

この写真を見た人は、「ぽみちゃんはほんと良いお姉ちゃん」「やっっっっっっっだ可愛すぎて気絶しそうです」「最高すぎる可愛すぎる」などとコメントが寄せられ、4万5000いいねが付いている(12月5日時点)。
ふかふかで心地よかったのかも
ぽみちゃんは怒っていなかったようだが、ベッドを奪われるのはよくあることなのだろうか?また、ぽみちゃんの反応はどうだったのだろうか?
当時の様子を飼い主(@pomi_peki)に話を聞いた。
ーー息子くんはどうしてぽみちゃんのベッドにいたの?
朝ごはんの後、子どもがぽみのベッドを持ち運んだり、中に座ったりして遊び出しました。ぽみが普段ベッドをくわえて遊ぶのでまねをしたんだと思います。
子どもが中に座った状態でぽみがベッドを引っ張ったりして大はしゃぎしていたのですが、そのうちに疲れたのか子どもがベッドの中で丸まりました。

ーーぽみちゃんのベッドにいる姿を見たときどう思った?
それでいいのか?(笑)と思いましたが、かわいくて癒やされました。ぽみが子どもにベッドを譲っていたので、やさしいなと感心しました。
ーー息子くんは普段からよくぽみちゃんのベッドに入るの?
犬用ベッドに子どもが入ったのは、この時がはじめてだったと思います。(まだ1歳でしゃべらないので、親の想像ですが)普段から家族のまねをしているので、犬のこともよく見てまねをしたんだと思います。座ってみたらふかふかで心地よかったのかもしれません。

ーー自分のベッドを奪われたぽみちゃんの反応は?
最初は少し戸惑った様子で、隣におすわりや伏せをして様子を伺っていましたが、すぐに諦めたのか、寄り添うようにゴロンと横になりました。
お互いに家族で当たり前の存在
ーー息子くんはぽみちゃんが好き?
生まれた時から犬がいるのが当たり前だったので、どう思っているのかはわかりませんが、一緒にボール遊びをしたり、ぬいぐるみを犬に渡したり、おやつをあげたがったりと、気が向いた時は仲良くしている様子です。保育園から帰ってきて犬が出迎えるとうれしそうに声をあげています。

ーー普段の様子を教えて
子どもも犬もそれぞれ甘えん坊で幼いので、お互いにまずは自分が親(飼い主)にかまってもらうのに必死で、相手をしょっちゅう気にした様子はありません。ただ、気が向いたときには一緒に遊んでいます。
ぽみは家族と一緒にいるのが好きなので、自然と子どものそばにくっついています。最近は子どもが昼寝していると、そばで一緒に寝ています。

ーー“ふたり”はどんな関係性?
お互いに家族の存在として当たり前に感じているのかなと思います。
ぽみは、息子のことを「群れ(家族)の新人」くらいの認識かもしれません。新生児の頃は泣いていると私に知らせてくれることがありましたが、1カ月もすればどんなに泣いていてもしっかり無視するようになりました(笑)
ただ、子どもに自分の犬用おもちゃを渡そうとしたり、ぬいぐるみの引っ張り合いっこでは完全に手加減していたりするので、小さい子どもだというのはちゃんとわかっているようです。
息子は、“姉弟”なのか、お友達なのか、どうなのでしょうね。親のまねをしているのか、おやつをあげようとしたり、おもちゃを差し出したり、本人なりにかわいがっているようです。

ーーその後、ぽみちゃんのベッドに入ることはあった?
あれからしばらく入ってなかったのですが、12月1日に2回目を観測しました。やはりぽみと遊びながらお互いに犬用ベッドをおもちゃにしたあと、息子が入るという流れでした。
絶対違うと思う pic.twitter.com/0NFOIIvFBn
— ぽみちゃん (@pomi_peki) November 26, 2023
ぽみちゃんのまねをして犬用ベッドに入っていた息子くん。
一方で奪われたぽみちゃんは、驚いていたのかもしれないが怒らなかったのは、まねをする息子くんをかわいい“弟”だと思っているからなのかもしれない。