29日、鹿児島県の屋久島沖で墜落したアメリカ空軍所属のオスプレイについて、30日も搭乗員の捜索が続いている。
また海上保安庁は、当初6人としていた搭乗員の数を8人と訂正した。
現場海域では捜索活動続く
29日午後、鹿児島県の屋久島の沖でアメリカ空軍所属のオスプレイが墜落し、海上で迷彩服を着た外国人とみられる男性1人が発見され、死亡が確認された。

現場周辺では、オスプレイの機体の一部や救命ボートとみられるものが見つかっている。

30日も屋久島の東側の現場海域では、自衛隊の護衛艦などが捜索活動を続けている。
また海上保安庁は、当初6人としていた搭乗員の数をアメリカ軍からの情報を受けて、8人に訂正している。

一方、関係者によると、この事故を受けて、陸上自衛隊は佐賀県にある目達原(めたばる)駐屯地の創立記念行事で12月3日に予定していたオスプレイのデモフライトを中止する方向で検討していることがわかった。
木原防衛相「飛行停止を要請」
木原防衛相はアメリカ軍に対し、安全が確認されるまでオスプレイの飛行停止を要請したと明らかにした。

木原稔防衛相は、参院外交防衛員会で「(アメリカ側に対し)国内に配備されたオスプレイについて、捜索・救助活動を除き、飛行に係る安全が確認されてから飛行を行うよう要請」、「(事故状況について)早期の情報提供を求めています」と発言した。
また陸上自衛隊も、事故の状況が明らかになるまで陸自のオスプレイの飛行を見合わせるとしている。
(「Live News days」11月30日放送より)
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