日本人の3人に1人が患っているといわれる痔。気温が下がる冬場は、血行が悪くなり悪化する恐れがあるという。専門家はその対策として、毎日の入浴を勧めている。

入浴で血行促進 運動や食事にも注意

痔の患者は特に冬に増加。その種類は主に4つだ。

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いぼ痔と呼ばれる、肛門の中の静脈が腫れる「内痔核」、細菌が入り膿がたまる「痔ろう」、肛門が避ける「裂肛」、いわゆる切れ痔。そして、肛門の外に血の塊ができる「外痔核」だ。

気温が下がるこの時期は血行が悪くなり、痔が悪化する恐れがあるという。

最悪の場合、菌が全身にまわって命を脅かす恐れもある。大事なのは毎日の入浴だ。

その理由について、3000人以上の手術を行ってきた“痔のスペシャリスト”である田中病院・飯田善郎医師は「お風呂は肛門だけでなく全身の血行がよくなる。清潔にもなる」と話す。

適度な運動に水分補給、食物繊維をしっかりとるなど、生活習慣に気をつけることも、お尻の平穏を守ることにつながるという。

それでも痛みを感じた場合、恥ずかしがらずに専門医に診てもらうことが大切だ。
(「イット!」 11月29日放送より)

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