福島県などの漁業者を応援するランチメニューの第2弾の提供が、山形県庁の食堂で始まった。前回好評だった福島県産のメヒカリが、今度はフライで登場した。
「秋の味覚御膳」で風評被害を払拭
この取り組みは、福島第一原発で始まった処理水の海洋放出を受け、風評被害を心配する漁業者を応援しようと、三陸産・福島産の水産物を使ったメニューを提供するものだ。

9月に行われた第1弾では、福島県産のメヒカリを唐揚げにし、定食として提供したところ、実施した4日間すべてで完売した。

今回の第2弾では、福島県産メヒカリをフライにし、三陸産のホタテめしや県産アケビの味噌炒めとともに、「秋の味覚御膳」と銘打って提供する。
一日40食の限定メニューだが、初日の31日はたくさんの予約が入り、45食分が訪れた人の胃袋を満たした。

県職員:
どれもおいしい。きょうは三陸と聞いて楽しみにしていた。きょうは、完売と聞いていたが食べられて良かった。メヒカリも焼いたのは食べたことがあったが、フライは初めてですごくおいしい。アケビの皮も苦みがあっておいしい
また、秋田県からの来庁者は「この魚は(メヒカリ)初めて食べたけれど、とてもおいしい。きょうはこのメニューがあると聞いて『ぜひ!』と思って来てすぐ買いました。すごくおいしいです」と話していた。

県総務厚生課・早坂幸子課長補佐:
わずかながら風評被害を払拭して消費の下支えをしていけたらいいなと思う。あわせて山形県のおいしい食材も使っているので、そちらも楽しんでいただければ

応援メニューの第2弾の提供は11月2日までで、午前11時から午後2時までの間に県庁1階の食堂で誰でも味わうことができる。事前予約も可能で、県では11月以降も続けていく考えだ。
(さくらんぼテレビ)
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