海外に移住した女性芸能人たちは今、どんな生活を送っているのか。

7月9日放送の「直撃!シンソウ坂上」(フジテレビ系)では、これまで番組で紹介した女性芸能人たちの現状をリモートで迫る。

“オフグリッド生活”の今は?

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アメリカ・ハワイ州の中で一番大きな島、ハワイ島に移住したのは、元人気タレントの相楽晴子さん、52歳。

16歳で芸能界デビューし、渡米した際、仕事で出会ったアメリカ人の夫と結婚。オアフ島でツアーコーディネートの仕事をしていたが、自身の会社のホームページに「ハワイ島に移住し、オフグリッド生活を始めました」と一旦仕事を休止する告知を掲載。

電力会社が供給する電気を使わない“オフグリッド生活”をしている彼女は、以前の放送で夫のゲイリーさんと娘のジョイさんとの暮らしぶりを紹介してくれた。

家の周囲に木がなく、植物を植えたり、好きなように小屋などを建てられることから即買いした物件。東京ドームのグラウンド約1個分の広大な土地で、相楽さんは農園づくりに挑戦中。「森の中で育つ植物は全部食べられるものにして、来た人が自分で収穫したり、ジュースを作ったりして楽しめる場所を作りたい」と語っていた。

夫のゲイリーさんと娘のジョイさん
夫のゲイリーさんと娘のジョイさん

オフグリッド生活を始めて1年半、取材から約半年が経ち、今の様子をリモートで明かしてくれた。

以前語っていた肝心の農園づくりはコロナ禍もあり、あまり進んでないものの、食べた果実の種を植えるなど、育てる作物を少しずつ地道に増やしているという。

夫のゲイリーさんは今の状況を「満足」だと笑顔を見せ、番組MCの坂上忍から「奥さんのどこが好きですか?」という問いに、「全部」と答えた。

また、新型コロナウイルスの給付金については「早い時点で頂けました。1人1200ドル、2人で2400ドルです」と相楽さんは明かした。

5ヵ月以上も帰れず…

オーストラリア西海岸のパース。世界一美しく住みやすい街とも言われ、人口の約4割は海外からの移住者だという。

そんな街へ移住したのは、元TBSアナウンサーの小島慶子さん、47歳。

小島さんは商社マンだった父が転勤で赴任したパースで生まれ、3歳までこの街で育った。

そんな小島さんは2014年、夫と2人の息子と共にオーストラリアに移住。夫はテレビディレクターだったが、仕事に疑問を感じて退職。それからは、小島さんが出稼ぎで一家を支えている。

以前の放送では、家の中の様子や夫の主夫ぶりも紹介しつつ、6年前に突然、「移住する」と聞かされた息子たちの本音や不安だらけの海外移住生活を送る夫の本音などが明かされた。

取材から約1年が経過し、オーストラリアと日本を行き来する小島さんは、今の生活をリモートで明かしてくれた。

1月の半ばに日本に来てから新型コロナウイルスの拡大が世界的な問題になり、以降、小島さんは5ヵ月以上もオーストラリアに帰れないまま。家族と離ればなれとなり、「1日に何回かテレビ電話だけしている」という生活を送っているという。

さらに、「夫との関係が次のフェーズに入りました」と明かし、「16年ぐらい抱えていた夫婦間の問題があって、解決しないから、子育てが終わったらお別れすることを前提に生きていく」という決断をしたと告白。夫とは「離婚をしたつもりで、“エア離婚”をしていた」と話し、スタジオの坂上を驚かせた。

小島さんは「子育てのときは良い関係を維持できたけど、男女として向き合うと昔のことでどうしても許せないことが出てくる」とし、ゲストの薬丸裕英さんは「もう時効でしょ?」と問うと、「私の辞書に時効はないの」と訴えた。

しかし、「先日16年ちゃんと答えてくれなかった問題を彼が長文で答えてくれた。なんか進化した」と、良い方向で変わっているといい、スタジオのゲストたちもホッとした表情を見せた。

マスクしていないと罰金10万円

アラブ首長国連邦のドバイ。中東屈指の国際都市で世界の大富豪が訪れる街として知られているこの地へ移住したのは、元わらべの倉沢淳美さん、53歳。

1982年に人気番組「欽ちゃんのどこまでやるの!」で芸能界デビューし、3人組アイドル・わらべのかなえちゃんとして人気を博したが、ブレイクしたにも関わらず、わけあって活動を停止。

その後はソロ活動を続けていたが、オーストラリア人の夫と結婚し2011年からドバイで暮らしている。

そんな彼女が移住した先は、ヤシの木をかたどった世界最大級の人工島、パーム・ジュメイラ。世界のセレブが邸宅を構える島として有名な場所。

倉沢さんの住むエリアは島の中でもちょっとだけ割安なところだというが、そこで、石油関連企業に勤める夫のジェームズさんと2匹の犬と暮らしている。

Instagramのフォロワーが11万人を超えている娘のケイナさんはカナダへ、2人の息子はオーストラリアへと留学している。

自宅の前には居住者専用ビーチが!
自宅の前には居住者専用ビーチが!

住んでいるのは居住者専用ビーチ付きの2LDKの賃貸マンション。前回の放送では気になるお部屋も拝見。料理をしながら洗濯をするのがドバイスタイルのようで、キッチンには洗濯機が設置されていた。

これまで生活してきた中で、一番「食費」がかかっていたといい、倉沢さんは「多いときは40万円近いときもありました」と明かす。スーパーへ行くと、品揃えは日本と同じようなものだが、野菜はすべて量り売り。しかも、日本では一玉250円ほどの白菜がドバイでは5倍以上の1260円(取材時)の価格に。

娘のケイナさんとスーパーへ
娘のケイナさんとスーパーへ

生鮮食品が割高になる理由は、雨が少ない砂漠気候のドバイでは、生鮮食品の大半を輸入に頼っているためだという。さらに、2018年から5%の付加価値税も付くようになり、それも加算されるようになった。

一方、ドバイで暮らす人たちの悩みは「教育費が高い」ことだという。ドバイは税金の少ないタックス・ヘイブンで、世界中の有名企業がこぞって進出。ドバイでは公務員もサラリーマンも月給はかなりの高給。所得税がかからず丸々手取りとなるため、物価が高くても生活できるという。

倉沢さんも子どもをインターナショナルスクールに通わせていた頃は、年間授業料が1人350万円かかり、3人で1000万円を超えていたという。また倉沢さんは「スクールバスに乗せたいと思ったときの値段が1人年間60万円くらい。3人いたから、バスだけで180万円」と話した。

9年前にドバイに移り住んだときは「中東と聞いて危なくないのかすごく不安だった」と振り返ったが、「ドバイは世界中のいろんな人たちが集まっているところ。インターナショナルだし、お金を持っている人はどんなに持っているかというくらいいろんな人がいる。子供たちにとって、大きくなったときの友達付き合いとか、コネクションが大きな経験と財産になる」ということで、ドバイ移住を決意したという。

取材から1年が経ち、今のドバイでの生活について聞くと、実は前のマンションから先日引っ越したばかりだったことが判明。バルコニーから見渡せる景色は海からドバイの街並みに変わっていたが、中を見ると広々としたキッチンには食洗機と洗濯機があり、ドバイスタイルの生活には変わりがないようだ。

そんなドバイでの新型コロナウイルス対策について倉沢さんは「マスクをしていないと罰金10万円です。マスクもちゃんとしていないとダメ。鼻が出ていたり、顎にしていたりしても罰金10万円。ショッピングモールには私服警官がいて、(マスクをしていなかったら)呼ばれてIDを撮って請求がくる」と明かした。

ハワイ島で“オフグリッド生活”を送る元人気タレント・相楽晴子さんの今

オーストラリアに一家で移住も夫は“主夫”に…小島慶子が明かす“孤独な闘い”

(「直撃!シンソウ坂上」毎週木曜 夜9:00~9:54)

直撃!シンソウ坂上
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