イタリアやロシアで、オーロラが観測された。また、中国でもピンク色や赤色のオーロラが撮影された。専門家によると、オーロラは高度が高いと赤っぽく、低いと緑色に見えるという。

ピンク色のオーロラが出現

5日、イタリア・ベネト州の山。その様子を連続撮影した映像が公開された。

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時間とともに雲が流れ、青空が広がっている。やがて、日が暮れると、山の向こうから光の帯が現れた。オーロラだ。

同じ頃、ロシア・スヴェルドロフスクでもオーロラが観測。緑に輝く光のカーテンが迫ってくると、空の一部が赤く染まっていく。

そして、中国で撮影されたのは、きれいなピンク色のオーロラ。さらに、真っ赤なオーロラも出現した。

観光客の男性は「空が赤く染まり、緑に変わっていった。とても美しかった」と話した。

恐ろしさすら感じる光景だが、オーロラといえば、よく目にするのは緑色だ。           

高度が高いと赤っぽく見える

なぜ赤くなるのか、専門家に聞いた。

平塚市博物館学芸員・藤井大地さんは「オーロラは高度が高いと赤っぽく、低いと緑色に見える。低い緯度から空を見ると、低い緑のオーロラは地平線の下に隠れ、赤いオーロラだけが見える」と解説した。

ちなみに、2024年にかけては太陽の活動が活発化するため、北海道でもオーロラが現れるチャンスが増えるという。
(「イット!」 11月7日放送より)

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