17日、大阪市の天王寺動物園でチンパンジーが檻から脱走し、約3時間後に捕獲された。

動物園は、「天井にあった20cmのすき間から脱走した」と、説明。今回逃げたチンパンジーが小さかったため、通り抜けてしまったということだ。

チンパンジーが動物園から脱走

17日、大阪市の天王寺動物園で、チンパンジーが檻から脱走した。

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園内の木の上に登ったところを発見され、職員が麻酔銃を発射。逃げ出してから約3時間後、捕獲された。

一体、なぜ逃げ出したのだろうか。

過去のチンパンジーの“逃走劇”では、以下のようなケースがあった。

1989年、愛知県犬山市の施設からチンパンジー3匹が脱走した。

その原因は、1匹がカギの開け方を覚え、自分で開けたと見られている。

20cmのすき間から脱走

今回の原因は何だったのだろうか。

夕方、遅くなって動物園が会見を開き、そこで脱走時の状況が語られた。

天王寺動物園・奥村忠雄技術部長は「鉄骨と寝室側の壁の間が約20cm。20cmのすき間からチンパンジーが逸走した」と説明した。

天井にあった20cmのすき間から脱走したというのだ。

動物園は体が出ることはないと考えていたが、今回逃げたチンパンジーが小さかったため、通り抜けてしまったということだ。

動物園は「獣舎の検査を行っていたが、予測できなかった」と説明した。

すき間は全部で8カ所あり、脱走後に鉄板でふさいだという。
(「イット!」 10月18日放送より)

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