秋の味覚の王様・マツタケ。猛暑や少雨の影響で生育が遅れていたが長野県青木村の道の駅ではようやく入荷が本格化。たった15分で売り切れる人気だった。また、マツタケを使ったお酒も人気を集めている。
今季最多の入荷
ずらりと並んだマツタケ。青木村の道の駅には、17日朝は地物のマツタケが今シーズン最多の68パック入荷した。
マツタケを求め開店前に約40人が列をつくった。
先頭の客は開店の2時間前から並んでいたという。

1パック1万円~1万5000円ほど
午前9時開店―。
おおむね1パック1万円~1万5000円ほど。
客は、「今まで出不足だったので、きょうは豊富に出ていてとてもうれしい」、「立派で良いものが買えた。マツタケご飯と茶碗蒸しにする」、と、笑顔で店をあとにした。

待望のマツタケ本格化 15分で完売
今シーズンは猛暑と少雨の影響で生育が遅れていた。
例年は9月中に本格化していたが、今年はほとんど入荷しない日が続いていた。
しかし、このところの涼しさと雨で生育が一気に進み、道の駅あおきでは先週末から50パックほどが入荷するようになった。
17日はわずか15分で完売。
道の駅あおきの若林崇弘社長は、「どうなっちゃうかなと思ったが、ようやく出てもらって、肩の荷が下りた」と、ほっとしている。

ワンカップまつたけ酒も人気
2022年から販売しているワンカップまつたけ酒も人気だ。村内産のマツタケを小さくカットし日本酒に漬け込んでいる。
手軽に味わえるとあって多い日で一日40本ほど売れるという。
2022年は完売した人気商品で、数量限定、店頭のみの販売となっている。

一年に一度のぜいたくを
ようやくピークを迎えた秋の味覚の王様・マツタケ。天候によるものの10月いっぱい店頭に並ぶ見込みということだ。
若林社長は、「やっと出てきたので、一年に一度のぜいたくをしてもらいたい」と話す。

(長野放送)