京都・舞鶴市にある小さな無人島が大きな注目を集めている。
3年前に日本遺産に認定されたのをきっかけに、観光活用が検討され始め、10日、国土交通省の職員らが現地調査を行った。

“時が止まった施設”レガシーに

国土交通省の職員らが探索する島の名は、蛇島(じゃじま)。

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舞鶴市の佐波賀集落の沖合に浮かぶ、周囲650メートルほどの島だ。現在立ち入り禁止となっている蛇島で、なぜ視察が行われているのか。

蛇島には、戦国時代の城跡のほか、トンネルのような施設もある。3年前、日本遺産に認定されたのをきっかけに観光活用が検討され始め、10日、安全性などを確認するため、国土交通省の職員らが現地調査を行うことになったのだ。

旧海軍の“ガソリン庫”。レンガのアーチが非常に良好な状態で残っているという。
旧海軍の“ガソリン庫”。レンガのアーチが非常に良好な状態で残っているという。

舗装されていない道を進むと、真っ暗なトンネルが見えてきた。約100年前に、旧海軍がガソリンを保管するために造ったという施設だ。非常に良好な状態で、レンガのアーチが残っているという。

近畿運輸局の藤原幸嗣観光部長は「戦国時代から近代までがつながっているような、舞鶴市全体の魅力になるのかな」と期待をのぞかせる。

時が止まったままの施設。国は、2024年3月まで調査を行い、「レガシー」としての活用方法をまとめる予定だ。
(「イット!」10月11日放送より)

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