男性園長が園児に性的虐待をしていたなどとして、山形市内の認定こども園が行政処分を受けた。新たな園児の受け入れを1年間停止させる内容で、園は11月からの休園を発表している。

給付金の不正受給も…

行政処分を受けたのは、学校法人栴檀学園が運営する山形市八日町の認定こども園・南光幼稚園。

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山形市によると、南光幼稚園の男性園長は2022年から2023年にかけて、複数の園児に対し、オムツを下げたり下半身を服の上から触ったりする性的虐待をしていた。

また、2022年度、保育士の人数を偽って報告し、受け取った約1億円の給付金のうち、約1,100万円が不正受給だったこともわかっている。

山形市こども未来課指導監査室・長澤典和室長:
職員がいかにもいるかのような書類を作成して運営していた実態がある。その上、経過的に給付費も過大に受給していたことについて非常に悪質で、あってはならないことだと捉えている

園は“当面休園”することを発表

こうした問題を受け、山形市は3日、南光幼稚園に対し「子ども・子育て支援法」に基づく行政処分を行った。

新たな園児の受け入れを11月1日から1年間停止させる内容で、処分を踏まえ南光幼稚園は、11月1日から当面休園することを発表した。

10月1日時点で、南光幼稚園には園児36人が通っていて、山形市は今後転園などの相談を受け付けるという。

(さくらんぼテレビ)

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