昔の思い出が詰まったまま…電源が入らなくなった“ガラケー”。そんな“ガラケー”を再起動させるイベントが開かれた。どんな思い出がよみがえったのか。
“ガラケー”を再起動させるイベント開催
もう充電器がない、充電しても電源が入らない古い“ガラケー”。

「大切な写真が入っていたのに…」
そんなガラケーを復活させ、中の写真をプリントするイベントが大阪で開かれた。
再起動したガラケーの中に、結婚した娘が小さかった頃の写真があり喜ぶ参加者。
参加者:
もう懐かしいって。ちょっと人生のご褒美みたい

一方で、電源が入らない歴代のガラケー4台を持って、息子と一緒に訪れた70代女性。
見つけたいのは20年前に飼い始めた猫の「なっちゃん」の写真。
Q.どうして飼い猫の写真を?
息子と訪れた参加者女性:
今、現在のなっちゃん、もうだいぶ弱っている。20歳と75日

なっちゃんは今、毎日病院で点滴を受け、家ではスポイトで栄養補給する「要介護」の身に。元気だった頃の写真を残しておきたいという。
電源の入らないガラケー4台を持参 果たして「再起動」は
電源が入らなくなってしまった“ガラケー”。
特殊な機械を使ってバッテリーを充電するなどして再起動を試みた。果たして電源を入れることはできるのだろうか?
スタッフ:
今、電源つきました
息子と訪れた参加者女性:
猫の写真が入っていたらいいな…

そして、なっちゃんの写真はあったのか…
息子と訪れた参加者女性:
あ、写っている、なっちゃんの写真。あるやん、ほら。めちゃめちゃ若い時の写真だわ
ガラケーに残っていた3、4歳の頃の元気な、なっちゃんの姿。
息子と訪れた参加者女性:
涙出そう…。今、必死でこらえている。20年も一緒にいるからね

Q.「なっちゃん」はどんな存在?
息子と訪れた参加者女性:
うちの子どもより大事
Q.お母さんが喜んでいる姿を見て?
参加女性の息子:
良かったと思います
(Q.猫の方が大事とか言われて?)
いつも言っているんで、気にしてないですよ

イベントを主催したKDDIの担当者は…
KDDIブランドマネジメント部 北山健太郎さん:
思わぬ思い出との出会いが結構あるんですよね。お客さまが非常に喜んでいただいているところを見て、このイベントをやってきて、本当に良かったなと思っています

みなさんも家に眠る“ガラケー”から大切な宝物が見つかるかもしれない。
(関西テレビ「newsランナー」2023年9月29日放送)