喫茶店で週に一度だけ会うことを大切に、連絡先を交換せず、関係を紡いでいく男女の姿を描いた映画「アナログ」。10月6日の公開を前に、主演の二宮和也さん(40)と波瑠さん(32)、そして「インスパイアソング」を担当した幾田りらさん(23)が初対面した。 

大号泣で楽曲が降臨

幾田さんと初めて対面した二宮さんは「実写は初めてです。実写版ですね」とうれしそうな様子。インスパイアソング「With」を担当した幾田さんが、映画の感想を語った。

幾田りら:
夜中の3時ぐらいに見させていただいたんですけど、もう大号泣して。人と人とのつながりっていうのが原点に戻るというか、そういう感じがして。すごく大切なものを教えてもらえた映画でした。

二宮和也:
この設定はなんか摩訶(まか)不思議に見えるわけ?

幾田りら:
そうですね。今では考えられないというような感じではありますね。

『アナログ』10月6日(金)全国公開 配給:東宝 アスミック・エース (c)2023「アナログ」製作委員会 (c)T.N GON Co., Ltd.
『アナログ』10月6日(金)全国公開 配給:東宝 アスミック・エース (c)2023「アナログ」製作委員会 (c)T.N GON Co., Ltd.
この記事の画像(4枚)

気軽に連絡がとれる時代にあえて連絡先を交換せず、ただ会える喜びを大切にする2人。インスパイアソングは、大切な人との未来を願ったラブソングだ。

幾田りら:
映画を見た後に、私はこんな音が欲しいっていうものがすごく降りてきて。運命的な出会いがあったときって、それまでの人生のいろんな選択の矢印とか選んできたものが全部つじつまがあったように感じるような瞬間があるなと思っていて。それが今回のお話を見たときにもすごくパッとマッチしたというか、その自分の経験をなぞらえながら書けたらいいなっていうふうに思って書きました。

二宮和也:
映画のまんまをそのまま出している出している感じがして、なんかすごく熱い感じがしましたね。

「怒られちゃうかもしんないけど…」

二宮和也:
今回のこの「With」だけじゃなくて、その前からも聴いていて思ったのが、なんか怒られちゃうかもしんないけど…

幾田りら:
何ですか?

二宮和也:
「アイドル」で…。

波瑠:
アニメ「推しの子」。

二宮和也:
そうそうそうそう、あそこ近辺でめちゃくちゃ歌うまくなったよね?

幾田りら:
はい!ありがとうございます(笑)有観客でのライブがやっとできるようになってからのこの1年半2年、自分でも実感しています。

二宮和也:
あったよね?よかった、あぶね~(笑)こういう曲ってうまいと「うまいね」で終わっちゃうじゃん。ちゃんと表現とか感情とか乗っかってるから「いい曲だな」の方になっている。

幾田りら:
わぁ~うれしいです。

『アナログ』10月6日(金)全国公開 配給:東宝 アスミック・エース (c)2023「アナログ」製作委員会 (c)T.N GON Co., Ltd.
『アナログ』10月6日(金)全国公開 配給:東宝 アスミック・エース (c)2023「アナログ」製作委員会 (c)T.N GON Co., Ltd.

二宮和也:
(波瑠さんに)どうぞ!

波瑠:
やりにくいなこのあと…(笑)私の中ではキラキラしたものが耳から入ってきて心が動くみたいな感覚なんですけど、感動しまして。今回本当にうれしいです、お会いできまして。

これだけは言わせて!ミステリー

二宮さんは印象に残るミステリーな出来事を教えてくれた。

二宮和也:
印象的なことで言うと…そばですかね。

波瑠:
絶対に言いたいんですもんね、それね(笑)

二宮和也:
絶対に言いたいのこれ。本当にいちから2人でそばを作って。

波瑠:
一時間ぐらいかけて麺を打ったんですよね。

二宮和也:
やったよね。人生で一番。40分間ぐらい長回ししたの初めてで。

幾田りら:
ずっと撮っていたんですか?

二宮和也:
そこが、まったく使われてなかった。このミステリー。

『アナログ』10月6日(金)全国公開 配給:東宝 アスミック・エース (c)2023「アナログ」製作委員会 (c)T.N GON Co., Ltd.
『アナログ』10月6日(金)全国公開 配給:東宝 アスミック・エース (c)2023「アナログ」製作委員会 (c)T.N GON Co., Ltd.

タカハタ秀太監督は「生まれる瞬間」が好きで長回しが多いのだという。
(「めざましテレビ」9月28日放送より)