中国国営テレビは、新型コロナウイルスの感染拡大以降、人と物の出入りを厳格に制限していた北朝鮮が「9月25日から入国後2日間の隔離措置を取ることを条件に、外国人の入国を許可した」と報じた。

北朝鮮は新型コロナウイルスの感染対策として2020年以降、人と物の出入りを厳格に制限していたが、2022年1月から段階的に緩和している。
今年8月には北朝鮮のテコンドー選手団がカザフスタンで行われる世界選手権に出場しているほか、9月8日には中国の劉国中副首相が北朝鮮を訪問するなど、徐々に人の往来が再開していた。
また、北朝鮮と中国を結ぶ高麗航空の運航も今年8月に再開していて、北朝鮮としては外国人観光客やビジネスマンの訪問を正常化させることで、経済の活性化に繋げたい狙いがあるとみられる。