山形・三川町の小学校で4年ぶりとなる相撲大会が行われ、「よいしょ!」のかけ声が元気に響く中、横綱役の児童が堂々の“土俵入り”を披露した。
「雲龍型」「不知火型」を披露
9月22日、三川町の横山小学校で、新型コロナで中止になっていた全校児童による伝統行事の相撲大会が4年ぶりに復活した。

午前中から男女それぞれが、学年ごとに東西に分かれて取組を行い、力を振り絞った白熱した戦いが繰り広げられた。

決勝戦の前には、横綱に扮(ふん)した5年生と6年生の代表の子どもたちが、校庭の土俵でそれぞれ「雲龍型」と「不知火型(しらぬいがた)」の土俵入りを披露した。

町内在住で元力士の坂義若さんとともに、8月から魂を込めて練習してきただけあって、力強く堂々としていた。“横綱”の土俵入りに児童からは、「よいしょ! よいしょ! よいしょ~!」とかけ声が飛んだ。

子どもたちを指導した坂義若さんは「練習の回数は少なく、集中心高めてやってくれと言っていたが、ちゃんとやってくれて一番良い形での土俵入りができた」と称賛した。

横綱「結栄翔」に扮した6年生の阿部結翔さんは「練習でやったことを精いっぱいできたので良かった。将来の夢は、スポーツ少年団でやっている柔道でオリンピックに出ること」と語った。
4年ぶりとなった伝統行事に、土俵が大いに沸いた夏の終わりの1日となった。
(さくらんぼテレビ)