20日、天皇皇后両陛下と愛子さまが、東京・日本橋で開催されている日本伝統工芸展を訪問された。「日本伝統工芸展」には、1000点以上の応募の中から入選した陶芸や人形などの作品が展示されている。

愛子さまが伝統工芸に関心を寄せられる

20日夜、天皇皇后両陛下と愛子さまが、東京・日本橋の日本伝統工芸展の会場を訪問された。

天皇皇后両陛下と愛子さまを出迎える佳子さま
天皇皇后両陛下と愛子さまを出迎える佳子さま
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出迎えられたのは、日本工芸会の総裁を務める秋篠宮家の次女・佳子さま。
そんな中、愛子さまの新たな一面が明らかになった。

熱心に鑑賞された愛子さまは、「伝統工芸の仕事がとても好きなんです。すごく楽しい時間でした」と感想を述べられた。
愛子さまも関心を寄せられる、伝統工芸。
その愛子さまと同じ世代を対象に、伝統工芸の担い手を育成する取り組みが始まっている。

14日、国の伝統的工芸品に指定されている、鹿児島・南九州市の川辺仏壇で、職人育成のためのインターンシップが行われた。

彫金作業も体験する学生たち
彫金作業も体験する学生たち

金具作りを行う製作所で、県外の学生たちが彫金作業を体験。“たがね”と呼ばれる道具を使って、金具に細かな模様を打ち付ける職人技だ。

「こういう仕事に就けたらいい」

真剣な表情で作業に取り組んでいた、京都から参加した学生は、インターンシップをこう振り返った。

「技術がすごいというより、こんなことを人間ができるのかという思いに変わって。こういう仕事に就けたらいいと明確になった」
伝統文化を担う若い芽が、確かに育っているようだ。
(「イット!」 9月21日放送より)

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