山形・鶴岡市の小学校では、伝統の「砂のオブジェづくり」に子どもたちが挑戦し、2023年も夏の終わりの思い出を作った。
全校児童90人で約2時間かけ完成
砂のオブジェづくりは、自然に親しみ郷土愛を育むため、鶴岡市の湯野浜小学校で続いている伝統行事で、46回目となった2023年は全校児童約90人が参加した。

子どもたちは3班に分かれ、学校裏の海岸に盛られた幅4メートル・長さ5メートルの砂の山を削り、それぞれ「ウミガメ」「ラッコ」「クジラ」の形に整えていった。

最後に、環境に影響しない特殊な液体ノリをまいて固め、作業開始から約2時間で完成させた。2023年はクオリティーにこだわっただけあって、それぞれ立派な形に仕上がり、子どもたちも大満足の様子だった。

児童たちは「コテで固くしたり、ノリで固めるのが難しく、なかなか固まらなかったりして難しかった」「ウミガメの足を工夫した。カメの中でも過去最高の出来」などと話し、砂の扱いに苦戦したようだが、仕上がりに自信を見せた。

晴天に恵まれた海岸はまだまだ夏の暑さだったが、響く潮騒の中、子どもたちは夏の終わりの思い出を心に刻んでいた。
(さくらんぼテレビ)