出場機会に恵まれない子どもたちのためのサッカーの大会が、愛知県みよし市で8月に開かれ、元日本代表のレジェンドも駆け付けてサッカーの「楽しさ」を伝えた。

「勝ち負けよりも、それ以上に自分に与えてくれるもの」がある

みよし市で8月30日に開かれたサッカーの大会には、県内の小学4年から6年までの約60人が集まった。小学校の部活動やクラブチームに入っているが、普段なかなか出場機会に恵まれない、いわば「補欠」だった子どもたちだ。

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「勝敗よりサッカーを楽しむ」をコンセプトにしていて、出場した子どもたちに楽しんでもらおうと、色々な演出があった。

髪を編み込んだり、ワックスやジェルで髪をセットしたりと、試合前にはスタイリストが子どもたちに似合う髪型に仕上げた。

スタジアムDJによるプロ顔負けの選手紹介も…。

さらに、元サッカー日本代表の玉田圭司さんらが、チームの監督を務めた。

玉田圭司さん:
みんなで元気にとか、楽しそうにやっているところをしっかり見せよう

この日初めて顔を合わせたメンバー同士で、元気よく円陣を組んで試合開始。4チームに分かれて前後半10分ずつ、交代しながら全員が出場した。

生き生きとプレーする子供たち、ゴールを決めて大盛りあがりだ。

玉田監督自らもグラウンドに入り、絶妙なスルーパスからゴールをアシストした。笑顔で楽しく、全力のプレーを楽しんだ。

小学5年生A:
いろんな人とも仲良くできたし、いろんな人と試合ができて楽しかったです

小学5年生B:
(初めて会う子たちと)パス回しとか、休憩時間に話したりとかが楽しかったです。開会式の時にキーパーの子とすごく仲良くなりました

玉田圭司さん:
勝ち負けというよりも、それ以上に自分に与えてくれるものってあると思っているんですよね。そういうのに気付いてくれると僕は嬉しいですね

(東海テレビ)

東海テレビ
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