北アフリカのモロッコ中部で、8日に発生した大地震による犠牲者が2100人を超えた。
世界遺産の街・マラケシュでは、一部の建物に被害が出ている。

壁が崩れるなど、一部の建物に被害が出ているマラケシュの旧市街。
ここでは約100年間大規模な地震はなかったといい、多くの市民が戸惑い、野宿をして過ごしている。

市民は「みんな何が起きたか分からなかった。(また揺れがきて)家が崩れて下敷きになる恐れがあるので、家の中に戻るのは危ない」と話した。

国営メディアは、これまでに2122人が死亡し、2400人以上が負傷したと伝えている。
被害が大きい山間部では救助活動が続けられていて、犠牲者はさらに増える恐れもある。
国連の機関は10日までに、中部マラケシュやその郊外で30万人以上が影響を受けたとみられると明らかにしている。
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