記録的な猛暑が続いている新潟。8月28日は大気の状態が不安定となり、新潟市中央区では39日ぶりに0.5ミリ以上の雨が観測された。一方、27日には突如つむじ風が発生した地域もあった。

野球の試合中に“つむじ風”発生

27日午前11時すぎ、新潟県燕市で行われていた野球の試合中に撮影された映像。

燕市(27日・視聴者撮影)
燕市(27日・視聴者撮影)
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突如つむじ風が発生し、グラウンドにいたピッチャーやバッターが慌てて逃げる様子が映っていた。

つむじ風は強い日差しで地面が温められることで発生することが多く、27日は燕市の隣、三条市や長岡市で猛暑日となるなど各地で気温の高い状態となっていた。

海では“竜巻”発生

一方、28日午前6時ごろ、長岡市寺泊港で発生していたのは、竜巻だ。雲から白く細長い物が海に向かって伸びているのが分かる。

長岡市寺泊港(28日・新潟地方気象台職員撮影)
長岡市寺泊港(28日・新潟地方気象台職員撮影)

つむじ風は地面が日差しで温められることで発生しやすくなるが、竜巻は積乱雲から発生するもので、見た目は似ているが、発生する仕組みは違う。

28日の新潟県内は湿った空気が流れ込んだ影響で、大気の状態が不安定となり、県内全域に一時、竜巻注意情報が出された。

39日ぶりに“恵みの雨”

また、28日は雨が降った地点もあり、新潟市中央区では実に39日ぶりに0.5ミリ以上の降水が観測された。

新潟市中央区(28日)
新潟市中央区(28日)

佐渡市でも、久しぶりのまとまった雨に「しばらくぶりの雨だったので畑とか助かる」との声が聞かれた。

佐渡市(28日)
佐渡市(28日)

しかし、29日以降は再び気温が上がる予想で、引き続き渇水や熱中症への対策が必要となる。

(NST新潟総合テレビ)

NST新潟総合テレビ
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