連日厳しい暑さが続く山形・鶴岡市では、青空のもと名物のイカの一夜干し作りが行われている。
日光浴びたイカはアミノ酸増しうまい
8月22日、山形・鶴岡市鼠ヶ関にある「浜のかあちゃんの店」では、午前8時から名物のイカの一夜干し作りが行われていた。

材料は、酒田港に水揚げされた胴まわりが約25cmもあるスルメイカで、水で解凍したあと、ワタの色が身に移らないよう素早く開いていった。

この店では、イカの身に串を打ち、専用の土台につるして干す「のれん干し」をしていて、日光を十分に浴びたイカはアミノ酸が増して、うまみが凝縮されるという。
マヨネーズ・七味で食べるのがうまい

一夜干し作りは、晴れていて適度な風のある日中が最適。夏場は通常約4時間干すというが、2023年は暑さと乾燥によって2時間で干しあがった日もあったそうだ。

浜のかあちゃんの店・五十嵐友幸さん:
焼いてマヨネーズ・七味をかけて食べるのが美味しい。水分が飛んでいるので、天ぷらにしても美味しく食べられる

この店では1枚900円から販売されているイカの一夜干し。日光に照らされ、アスファルトに色濃く出たイカの影は、夏の厳しい暑さとまだ続きそうな2023年の残暑を物語っていた。
(さくらんぼテレビ)